関 重雄
時代の先端をいく
自動車整備技術を
自動車整備士
関 重雄さん
JA氷見市機械燃料センター勤務(氷見市柳田1-1)
- 資格:
- 2級ガソリン自動車整備士、自動車検査員
- 表彰:
- 第21回 富山県自動車整備技能競技大会優勝、第22回 富山県自動車整備技能競技大会優勝

尊敬する上司に近づきたい
子どもの頃から機械いじりが好きでした。自動車のバンパーを開けて中をのぞいたり、父と一緒に農機具のエンジンを修理したり…。その頃から将来は機械に関係した仕事に就きたいと思っていました。
大学は、卒業時に「自動車整備士2級」受験資格が得られる交通機械工学科を選び、卒業してすぐに取得。春から地元氷見にある整備工場で働き始めました。
大学で4年間、自動車整備の基礎を学んだつもりでしたが、現場に出てみると解らないことだらけ。スムーズに仕事をこなす上司を見る度に「早くこの人に近づきたい」という思いが湧き、毎日、必死に技術を覚えました。
直して当たり前の世界
自動車修理に訪れるお客様は「困っている」「早く元通りにしてほしい」という方がほとんど。そんな状況の中で「調べたましたがよくわかりません」では整備士失格です。この業界は直して当たり前。どんな故障であれ、原因を突き止め、修理しなければなりません。難しい故障を直すことができ、お客様から「おかげさま。ありがとう。」と言ってもらえた時は、苦労が吹っ飛びますね。
昨年、一昨年は当社代表として技能競技大会に出場し、全国大会にも参加しました。毎日仕事が終わってから練習を繰り返して臨みましたが、本番はすごく緊張しました。全国大会での入賞は果たせませんでしたが、トップレベルの技術を間近で見ることができ、すごく刺激になりました。
時代の先を行く技術者として
最近は自動車整備もコンピュータ化が進んでいます。故障原因を見つけやすくなったというメリットがある一方、新しい技術へのスピーディな対応が求められます。のんびりしていると追いつけなくなるので、積極的に研修会や勉強会に出るよう心掛けています。
この先、5年経っても10年経っても「あの整備士に任せれば大丈夫」と言ってもらえるよう、その時々の最先端技術を身につけ、レベルアップしていきたいと思っています。
この道をめざす皆さんへ
まずは自動車、機械が好きだということ。でも単なる機械オタクではこの仕事はやっていけません。お客様とコミュニケーションがとれなければ「どこが悪いのか」、「何に困っているのか」を聞き出すことができないからです。まずは先輩について技術、話術を学んでいくこと。やる気があればどんどん上達できる仕事ですよ!
富山県自動車整備振興会(短期)