富山で働く職人たち -松井 研吾

松井 研吾

毎日、新しい学びがある。

左官工

松井 研吾さん

(有)福澤左官工業所勤務(富山市桜町2-6-20)

資格:
技能検定 2級左官技能士、職長教育安全衛生責任者、計算技能検定 3級、情報技術検定 3級、危険物取扱者2種4類
表彰:
富山県左官高等職業訓練校修了 優良校長賞

入社後、働きながら職業訓練校へ

中学生の頃、大工に漠然とした憧れをもち、工業高校の建築科に進みました。学校で建築や土木の基礎知識を学ぶうち、自分はパソコンや機械を使う仕事より、手仕事がしたいと思うようになりました。「それなら左官の仕事はどうだ? 」と担任教師から見せてもらったのが左官職人のビデオ。壁塗りの丁寧な仕事ぶりに興味を持ちました。早速、左官業者を数社紹介してもらい「高校の先輩が働いている」ということで決めたのが当社でした。

未経験でしたから1年目はコテを握り方から教わり、会社倉庫の壁を塗っては剥がすという練習を繰り返しました。2年目は社長の勧めで「富山県左官高等職業訓練校」に入学し、水曜と土曜は訓練校、その他は会社という毎日。2年間の訓練課程を修了した昨年の秋、2級左官技能士の資格を取得しました。

気温や湿度に左右される仕事

いくつもの現場作業が同時進行しているので、仕事内容が日々変わります。今日は小学校増築工事の外壁塗装の下地塗り。壁の面積を見極め、塗材を準備したら、手を止めることなく素早く丁寧に塗り上げていきます。真夏や湿度の低い日は乾きが早いので、モタモタしているとあっという間にムラになってしまうからです。逆に冬場は乾きが遅いので仕事が深夜に及ぶことも…。一見、シンプルな作業に見えますが、やってみるとなかなか奥の深い仕事なんです。

ベテランの先輩たちのような完璧な仕事には程遠いけど、自分なりに納得のいく仕事ができた時はすごく嬉しいですね。

現場の空気が読める職人に

入社した時はコテで塗材をすくい上げる「コテ返し」ができず、途方にくれた日もありました。でも5年目の今は自分専用のコテが大小あわせて10本ほどに増え、どれも自分の手にしっくりと馴染んでいます。職人にとって道具は命。これからもきちんと手入れして、技と一緒に磨きをかけていきたいですね。

また技術だけでなく、現場の仕事全体を読み取る力も身につけていきたいと思っています。入社当初からお世話になった7歳上の先輩のように、現場全体を見回し、段取りよく、効率よく仕事を采配していけるプロの職人を目指していきたいと思っています。

この道をめざす皆さんへ

最近は建築現場をシートで覆ってしまうことが多いので、左官がどんな仕事をしているのか知らない人が増えています。建築に携わる仕事はいろいろありますが、左官は機械に頼らない手仕事で、技術の積み上げがそのままキャリアになる仕事。達成感の大きい仕事だと思います。興味がある人は気軽に見学に来てください。

富山県左官高等職業訓練校(普通課程)

松井 研吾さんの魅力

すごく真面目。入社当初から細かい仕事をこなし、技術の向上に熱心でした。地道な作業が多い仕事ですから、神経が細かくコツコツ努力する彼の性格に合っていると思います。
まだ若いですが信念をもって仕事に取り組んでいるのが解ります。将来はスタッフをまとめて全体を仕切る職長になってくれるだろうと期待しています。

(有)福澤左官工業所 取締役社長 松本昇さん

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