富山で働く職人たち -唐島 盛一

唐島 盛一

評価に恥じない
仕事をしていきたい。

建築板金工

唐島 盛一さん

唐島板金工業所勤務(高岡市福岡町大滝1292?1)

資格:
建築板金1級技能士、建築士2級
表彰:
全日本板金工業組合連合会理事長表彰、第35回全国建築板金競技大会優勝 厚生労働大臣賞

22歳の時、プロを意識した

高岡工芸高校建築科を卒業し、建築会社に2年勤めた後、父が営む家業「唐島板金工業」に入社。以来、建物の外壁や雨樋の工事に携わっています。
父の仕事を見たり、手伝ったりしていたので自分もいずれこの仕事をするだろうと思っていました。モノづくりも好きだったから家業を継ぐことにも抵抗はなかった。でも実際に働き出すと想像以上にきつくて忙しい毎日…。いつも辞めたい、サボりたいと思っていました。
変わったのは22歳の時。ある日、住宅の外壁工事が遅れて日が暮れてしまったんです。いつもならさっさと帰るのですが、何故かその日は「絶対に仕上げてやる」という気持ちになったんです。ようやく仕事に目覚めたんですね。その日から真剣に取り組むようになりました。

切磋琢磨することが職人の美学

昨年、全国建築板金競技大会で優勝しました。「銅版で時間内に規格通りの花器を仕上げる」という課題で切断や曲げ、はんだ付けなどの技術が審査されます。大会までの1ヶ月間は毎晩、深夜まで練習を重ね、2年ぶり4回目の挑戦で念願の1位を獲得することができました。
普段は住宅の外壁工事がメインなので、銅版を扱う仕事はごくわずか。大会で競った技が仕事の役に立つことはほとんどありません。でも、全国の板金職人がしのぎを削る会場で結果を出すことは技術レベルの指標になると思いますし、頂点を目指して切磋琢磨する過程そのものが職人の本意であり、美学だと思うのです。

仕事は信頼関係で広がっていく

建築工事の仕事は、いろんな業者のつながりで成り立っています。ですから日頃から板金以外の配管や電装、内装、造園など、建築に関わるいろんな業者の仕事を知り、新しい情報を収集するよう心掛けています。
1度もらった仕事が次ももらえるかどうかは、きちんと仕事をしかたどうかで決まります。だから一つひとつの仕事に全力で取り組み、自信をもって納品できる仕事を積み重ねていくことが大事。これからも健康管理に気をつけながら頑張っていきたいと思います。

この道をめざす皆さんへ

仕事全体がわかるようになるには10年ぐらいかかるかもしれません。でも、独立して顧客ができれば安定収入が見込める仕事だと思います。プロを目指すなら、まずは3年続けてください。向いてるとか、向いてないとか考えないでとにかく続けること。そうすれば必ず何か見えて、技術も身についてくると思いますよ。

板金高等職業訓練校
(普通課程)
富山・高岡・砺波

唐島 盛一さんの魅力

日頃から技の鍛錬に熱心に取り組まれ、全国建築板金競技大会に富山県代表として出場し、見事に優勝。厚生大臣賞を受賞されました。新しい技術やITへの対応も早く、昔からの伝統技術と最新技術をうまく融合させて仕事に取り組んでおられます。建築業界の知り合いも多く、まだ33歳という若手ながら、業界のリーダー的存在です。

富山県建築板金技能士会 事務局長 松浦勉さん

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